2025日本纪录片
演员:玉木宏
俳優・玉木宏を語る時、イケメンという言葉ではあまりにも収まりが悪い。表裏のないその物腰には、正直想像を裏切られた。ほとんど密着取材を受けてこなかったという彼が今回、俳優だけではない"45歳の今"をカメラに見せる。
その経歴は華々しい。映画『ウォーターボーイズ』で脚光を浴び、ドラマ『のだめカンタービレ』で大ブレイク。その後もドラマや映画、CMなど数多の作品に出演し、NHK連続テレビ小説「あさが来た」ではヒロインの夫役を好演。「働く女性を支える男性の理想像」アンケートでも1位に選ばれた。最近では「極主夫道」や「ゴールデンカムイ」などイメージを覆すような役柄にも挑戦。「常にイメージを変えたい」という言葉通り、シリアスな役からコミカルな役まで、どんなものでも深く演じ分けるその力量を見せ続けている。
だが取材期間中、たびたび俳優とは別の顔を覗かせた。人気グループケツメイシの楽曲「GENKI DESUKA?」を使用し、大阪を応援するプロモーションビデオの監督を務め、撮影だけでなく企画から編集まで担当。制作過程では演者やスタッフとコミュニケーションを図りながら細やかに指示を出す。5年前に始め、今やルーティーンでもあるブラジリアン柔術に汗を流す姿や、映画「ウォーターボーイズ」で青春を共にした仲間との食事会で見せる楽しげな様子など、重層的な人間味が解き明かされる。
そんな玉木がどうしても訪れたいと語った場所。かつて祖父が暮らし、自身のルーツでもある隠岐諸島・西ノ島での写真撮影にも密着。「おじいちゃんがいなければ、自分もこの場所にはいない。美しいこの島を知ってもらいたい」と自らのカメラで写し取った風景には、未来に繋いでいきたい切実な想いが込められる。
玉木宏の今までとこれからを巡る旅―